【レポート】浦和美園スマートホーム・コミュニティ見学会に参加してきました

ゆーまるです。

2022年7月2日(土)に浦和美園駅西口にあるアーバンデザインセンターみそので、Misono2050が開催した「浦和美園スマートホーム・コミュニティの見学会」に参加してきました。

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浦和美園スマートホーム・コミュニティの説明で興味を持ったこと

見学会の前半は、アーバンデザインセンターみそので浦和美園スマートホーム・コミュニティについて説明がありました。エリア内の住宅建設に携わった株式会社高砂建設 顧問 福島直樹さんも参加されていました。

話を聞いていて興味を持ったのは、このエリア内の各住戸に設置されている太陽光パネルは、その住戸分の電気を補うのではなく、1度大きな蓄電設備に電気を集めて、エリア内の各住戸に再分配していること。その蓄電設備を利用して、シェアカーとシェアサイクルの充電をしています。
※シェアカーとシェアサイクルはエリア内に住んでいる方が有料で利用できます。

このエリアに建設されている住宅「スマートホーム」の家の断熱性能は、北海道並み(年間平均室温15℃)で雨水タンクを完備しています。

浦和美園スマートホーム・コミュニティ 現地見学

コモンエリアと呼ばれる共有スペース。住民が通ったり集まったり、ベンチも置いてあります。エリアに住んでいない住民以外も通っていいそうですよ。

担当した施工会社によってなのか、住宅やコモンスペースのデザインが違い、面白いです。いわゆる裏庭に当たる部分を共有通路にして電線を地中化しています。

浦和美園スマートホーム・コミュニティ チャージエリア

チャージエリアです!シェアEV車が2台、シェアサイクルがあります。

値段は決して安くはありませんが、車を1台しか所有していない家庭であれば、旦那様が仕事に乗っていってしまい、家にいる奥様が子供の雨の日の送迎にチョイ乗り!(15分300円)とかなら使い勝手いいかもと思いました。

浦和美園スマートホーム・コミュニティには「イタズラ書きスペース」がある

コンクリート部分に子供のイタズラ書きかな?と思ったのですが、最初からそういう「イタズラ書きスペース」として作っているそうです。車が通り抜け出来ないようになっているので住んでいる人の車のみ気をつければ共有通路の中心で道路にお絵描きをしていても安心なんです。

浦和美園スマートホーム・コミュニティ 現地見学をしてみて

エリア内をまわった感想は、太陽光発電の電気を再分配し、エリア全体で使う事は無駄がなく、お財布にも環境にも優しい新しい住宅地のシステムだなと思いました。

住人で電気・車・自転車・通路等を共有する事で住民同士交流が生まれ、各家庭のポタジェで野菜や果物を育て緑を増やし、環境に寄与しています。

エコ以外の率直な感想として、みんなでエリアにある物全てを共有するというイメージを受けました。今はコンセプトを理解した人達が購入し、新しいので良いのですが10年20年経って修繕が必要になった時は誰がどうするのだろう、住人トラブルの時は共有なんて上手くできるのか?など考えてしまいました。

これからの街・スマートホーム・コミュニティ。エリア内を散歩することもできますので、1度足を運んでみてはいかがでしょうか。

Misono2050 プロジェクトとは?

浦和美園駅周辺地区が 2050 年にも持続可能(サステナブル)な街であることを目指し、先駆的な企業・住民・非営利組織などの取り組みを拡大波及する、オランダ発の「トランジション・マネジメント」という方法を用いた実証を、明治大学公共政策大学院松浦研究室が中心となって2017年から進めてきています。

Misono2050 浦和美園スマートホーム・コミュニティ見学会関連情報

▼公式WEB
Misono2050 – More sustainable Urawa-Misono in 2050

▼ イベント案内
浦和美園スマートホーム・コミュニティを知っていますか?|Misono2050が見学会を2022年7月2日(土)開催

この記事はこの人が取材をしてくれました

 

ゆーまるさん

浦和美園の新しいお店や飲食店、色々な発見をして情報を発信しています。浦和美園大好き住民。浦和美園を盛り上げて地域活性化を目指しています。浦和美園の良さを伝えたい!紅茶が好きです。

本記事の編集は、浦和美園ドットネット運営者が行っております。

※地域内での試験運用をしておりました。