今日は、浦和美園エリア おすすめイベント情報 2018年5月でも注目イベントとしてご紹介しました「南部領辻の獅子舞」に行ってきました。
日頃、人を見かけることが無い神社ですが
5月と10月の年2回行われる「南部領辻の獅子舞」の時は多くの方が訪れます。
この神社は駐車場が無いので、バスや近くにある「総持院」の駐車場を利用しています。
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御由緒
■ 御縁起(歴史)
当社は奥州街道(後の日光御成街道)の西、やや奥まった所に鎮座している。その社叢は市から「ふるさとの森」に指定されており、市民の憩いの場として親しまれている。当伝によると、平安期、兄八幡太郎義家を援けんと、新羅三郎義光が奥州街道を下向する途次、当地において奇瑞を感じた。そこで神楽を奏上し、跡地に祠を建てて鷲明神を奉斎したという。
本殿には、翼を広げた鷲の背を立つ鷲大明神像と神鏡が安置されている。神像の底面には「明和八辛卯歳(1771)霜月 □□□□四郎 別当惣持院法印恵快代」と記され、また、神鏡の台座の底面部には「嘉永6年(1853)3月 別当阿日山惣持院14世現住法印覚□謹誌」と記されており、江戸期、別当惣持院が当社の祭̪祀を司ってきた様子の一端を伝えている。ちなみに、当社の南方200メートルほどの所にある惣持院は真言宗の寺院で、寺伝では天正5年(1577)5月に開山良秀が入寂したとされる。
南部領辻の獅子舞とは
[ 指定の区分 ] さいたま市指定 無形民俗文化財 [ 指 定 名 称 ] 南部領辻の獅子舞 [ 指定年月日 ] 平成15年4月30日 [ 保 存 団 体 ] 辻の獅子舞保存会 [ 公 開 日 ] 5月15日に近い日曜・10月15日に近い日曜日 [ 概 要 ]
平安時代の武将で、笛の名手でもあった新羅三郎義光が、兄の八幡太郎義家を助けるため奥州に下向した際、軍兵の士気を鼓舞するために舞ったのが起こりとされます。太夫(大獅子)・中獅子・女獅子の3頭で舞う獅子舞は、「竜頭の舞」とも呼ばれ、竜が天を舞うように、また地を這うように華麗で激しく勇壮な舞を披露します。
舞の後半、太夫が舞う「お神楽」は、無病息災、五穀豊穣を願い、神が宿ったかのように髪を振り、御幣を掲げて激しく舞います。
なお、5月は「村祈祷」と称し、地区内を獅子の一行が練り歩き、「お神楽」を舞って村を清めます。
「南部領辻の獅子舞」は、昔、南部領辻地区に住む家督を相続する人(長男?)だけが、獅子舞ができるルールだったようです。
その為、「 辻(南部領辻)には婿に行くな 」と言われていた時期もあったそうです。
東京オリンピック頃から農業を継ぐ人が減り、獅子舞の担い手が不足していき、昭和44年を最後に自然消滅。
昭和55年2月にさいたま市立野田小学校の新校舎落成式、平成7年3月にさいたま市立浦和くらしの博物館民家園の竣工式で獅子舞が行なわれました。その後、「南部領辻の獅子舞保存会」が立ち上がり、平成12年10月に復活し現在に至ります。
獅子舞の様子
最後に
定期的にこのイベントに参加していますが、年々参加人数が増えているように感じます。少しずつですが、子供も増えている気がします。
今回は、昨年出来たばかりの浦和美園エリアのボーイスカウトも参加していました。
ただ、1つ残念だったのが、
毎年5月開催時は、午後に鷲神社を出発「村祈祷」と称し、天狗を先頭に獅子の一行が、南部領辻地区内を練り歩き、途中、村の代表宅や庚申塔の前で、太夫が「お神楽」という舞いで舞い清め、村境で村の厄を追い出す行事があったのですが、今年は実施されませんでした・・・。
10月にも行われますので、お近くにお住まいの方は1度足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
鷲神社の基本情報
場 所 名 | 鷲神社 |
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所 在 地 | 埼玉県さいたま市緑区南部領辻2914 |
アクセス | 国際興業バス「総寺院」徒歩4分・「中野田」徒歩6分 |
駐車場 | 無 |
鷲神社の地図
アクセス
埼玉県さいたま市緑区南部領辻2914
国際興業バス「総寺院」徒歩4分・「中野田」徒歩6分
関連情報
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いわき湯本生まれ/文京区育ち/浦和美園在住